2010/8/14
人を良くする「食」
- 喜びも噛みしめて。
できたてホヤホヤの給食は、保育者の手を借りながらも、園児たちの手で配膳されます。年少児のクラスには、年長児が交代で張り切ってお手伝いにいき「お兄さん、お姉さんお願いします」と言われて、ちょっと良い気分。このとき年長児たちは、大きくなることの喜びを噛みしめるのです。
配膳が終わると、みんなそろって「いただきます」。給食婦がまごころを込めて調理した給食は、園児たちの「おかわり」であっという間に空っぽになります。食事は大切なコミュニケーションの場。 みんなで一緒に食事をすることは、連帯感や協調の精神も育んでいきます。食べ終わったあとも、みんなそろって「ごちそうさま」。後片付けも園児たちが力を合わせて行います。
また、竹の子幼稚園では、食材に繋がる作物の植え付けや収穫を「労働体験」として保育に組み込んでいます。畑では、園児たちが植え付けたじゃがいもやたまねぎが育っていて、収穫後にはすぐに調理され、給食として園児たちの前に登場します。「このたまねぎ僕が採ったんだー」と嬉しそうに食べる園児たち。家では食べられなくても、幼稚園の給食では食べられることもあります。