2014/8/19
お母さんの子守歌(8分音符)
「寝る子は育つ」へ大人が導く
(8分音符)ねんねんころりよ おころりよ……(8分音符)
(8分音符)ゆりかごのうたをカナリアが……(8分音符)
と保育室で口ずさんだところ、数人の子どもたちが「あっ、それ知ってる」「ねるとき、とんとんしてお母さんが歌ってくれたことある」と嬉しそうに話してくれました。
熟睡で成長ホルモンの働きが活発に
- お母さん、お父さんと一緒だと安心
「うちのお母さんはね、めちゃくちゃ歌うからおもしろいよ。『(8分音符)はよねろはよねろ(8分音符)』とか『(8分音符)もう目はくっついちゃった。もうあかないよ。ねんねしな(8分音符)』 って楽しい歌でしょ」と嬉しそうに話してくれる子どもがいます。どうやらお母さんが創作曲を歌われているようです。子どもがよく使う「おもしろい」という言葉は「楽しいこと、嬉しいこと、相手の機嫌がよいこと」を総称していることが多いです。
絵本の読みきかせや子守歌には、絵本を読んだり、歌ったりしているお母さんやお父さんの優しい声や表情、かもし出す雰囲気があります。それが子どもたちを大きな安心感で包み、心地よい眠りを誘い、熟睡へと導くようです。「安心して熟睡する」ということは、成長ホルモンの働きを活発にさせるのにとても大切な条件なのです。
子どもの安心感をつくる
昼間、精一杯に体を動かし脳を刺激し活動する。そして心地よい疲労感に、より安心して熟睡する。この幼児の生体リズムは、幼児期に身につけておくことがとても大切です。情緒の安定にも大きく関わることで、空腹感と食事の関係も同様です。
便利さを手に入れた今日、子どもにとっての安心感は子ども自身ではつくれません。大人がつくってやらねばならないものです。熟睡できるというのは安心そのものなのです。
- たくさん遊んで脳を刺激する