2014/09/16

違いを当たり前のものとして

共に育ち合う、あたたかい幼稚園づくり

竹の子幼稚園では、いろいろな違いのある子どもたちが一緒に園生活をします。周りとかかわることが不得手な子、保育者の指示やクラスの決まりごとを察するのに時間がかかる子。次にやることが分からなかったり、急に予定が変わったりすることに不安を感じる子。言葉でのかかわりがうまくできない子、移動に支援の必要な子。そのため、34名の教員と15名の職員が全力で育ちの援助に関わります。

大人の大きな課題

残念ながら日本の保育・教育現場には、周囲と違うところがあったり、生活面での援助が必要であったりすることなどを、なかなか快く受け入れられない子どもたちの現状があると感じています。これは大人の大きな課題だと思います。

一人ひとり違いがあって当たり前
一人ひとり違いがあって当たり前

多様性を受け止めていく

違いを素直に受け入れる
違いを素直に受け入れる

竹の子幼稚園でも開園して10年くらいは困難さを抱え、保育者としても悩みました。しかし、今では違いを素直に受け入れ合い、共に育ち合う雰囲気につつまれています。私たち保育者と保護者のみなさんが多様性を当たり前として受け止めていく歩みが、今の園の環境をつくりあげたのです。

理解し合い、育ち合う環境

たくさん理解して、健やかに育ち合う
たくさん理解して、健やかに育ち合う

しかし、何か特別なことをしたわけではありません。全ての大人が一人ひとりに違いがあることを当たり前のものとして受け止め、必要な援助のできる人的配慮をすることで、ポジティブであたたかい幼稚園づくりを続けてきたのです。どの子も一人残らず、豊かな人間関係の中で安心して過ごすことができれば、きっと違いや個性を受け止めることができると信じています。また、互いに認め合い、助け合える集団を育むために、遊びの環境や子ども同士が協同して楽しめる活動の機会を工夫してきました。そういったことをいつも意識して、日常の保育や行事を行っています。
これからも園を可能な限りオープンにして、子育て支援の親子・親子同士・クラスでかかわり合える場をつくっていきます。たくさんの理解をし合って育っていく環境には、たくさんの大人たちの理解と協力が大切なのです。

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