2011/9/16
小学校教諭アンケート結果
幼少連携事業の際に、外部評価の一環として実施
幼少連携事業とアンケートの実施について
日にち | 平成23年8月24日 |
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参加者 | 市内24小学校 31名 |
協議会会場 | 竹の子幼稚園 相談室 |
内 容 | 【保育参観】午前9時~10時40分 (全クラス・園庭・プール等) 【協議会】午前10時45分~午後12時 【アンケート】外部評価の一環として実施 |
アンケート | 5項目+自由記入欄 |
【保育参観】について
資料や教師間の話し合いだけでは、子どもの育っている姿や子ども同士の関わりの姿が伝わりにくいので、昨年に引き続き、園の活動のありのままを参観していただきました。
※個別支援の必要な子どもについては、個別の資料をお渡しし、終了後に回収しました。
アンケート結果
(1)園教育目標が保育に活かされていると思いますか
はい | どちらとも いえない |
いいえ | 無回答 |
29名 | 1名 | 0名 | 1名 |
(2)子どもの姿で気になったことはありましたか
はい | どちらとも いえない |
いいえ | 無回答 |
8名 | 3名 | 18名 | 2名 |
※以下の「●」は、自由に書いていただいた意見です
●のびのびと元気だった
●とてもたくましく活動的
●戸外プールの後に裸で保育室まで戻る場面はどうか……
●脳性マヒの子に対し、どのように対応しているか知りたい
●小さな声での指示にも目を向け、しっかり話を聞いている
●障がいのある子も1つのクラスで教育することで、思いやりの心を持つ子がいる
(3)遊びに必要な遊具や用具・素材など適切に用意されていると思いますか(園の環境構成は適切でしょうか)
はい | どちらともいえない | いいえ |
29名 | 2名 | 0名 |
●掲示物など工夫されていた
●温水プールまであってすばらしい
●障がいのある子、ない子にも手がかりとなる環境づくりがされている
●教室内の必要な遊具・用具も精選してあり、自由スペースも広く、子どもがのびのびと活動できる
(4)教職員同士が協力しあって保育していると思いますか
はい | どちらともいえない | いいえ |
30名 | 1名 | 0名 |
●1クラスに2人の教職員がいて、主として進めていく先生と、支援にまわる先生の協力が上手くいっていた
(5)保育者について気になることがありましたか
はい | どちらともいえない | いいえ |
3名 | 1名 | 27名 |
●元気で明るい方ばかりでした
●叱らずにさり気なく援助していてすばらしい
●ビニールプールの中にも先生が入ってほしい
●30人以上の子どもたちを2名の先生が気配りして見ていて感心した
●笑顔、子どもへの声かけの一言一言が適切で、的を射た声かけだった
●プールで2人の先生が子どもの中に入りすぎて、全体が見えず安全面でどうかと感じた
●日差しをものともせず、素足になって力いっぱい子どもと遊ぶところと、障がいのある子を含む多数の子どもたちを指導するところがすばらしい
(6)今回参観され、幼稚園と小学校の連携について感じられたことを自由に記述してください
●鉛筆の持ち方など、基本的生活習慣の指導において、相互連携の必要性を特に感じる。
●今回のように資料がしっかり用意されていると、園の教育目標などがよく分かって良い。
●小学校は結構、時間にしばられてしまいがちなので、そのギャップをスムーズにしてあげたいと思った。
●互いの情報交換の機会を作り、子どもたちの「好き」「できる」を知り、まずは活動のモチベーションを維持していけることが大切。
●特別支援教育が幼稚園でも行われていることは、小学校に入学する児童の「障がいのある子に対する意識」が高まっていることであり、好ましい。
●生活力を育てる保育が小学校生活のスタートを切る際にとても生きている。遊びの中で子どもの成長を助けたり、見取る保育の良さを感じた。
●小学校でできる支援の限界(現状)を把握していただいて、保護者の就学相談にのってもらえると、よりスムーズに小学校が保護者と話し合っていけると思う。
●今の時代、少しでも早く大人になることを求められていると思う。その中で二度とない子ども時代を保障する園の姿勢を守っていただけると、父母の選択の幅が広がると思います。
●個を見ていくという点で詳しく情報を得られたことがありがたい。特に発達障害はなくても、小学校に入学すると生活になじめない場合もあるので、連絡を密にしていくことは大切。
●園でののびのびとした子どもらしい生活を小学校でも活かしていけるといい。園でたくさんの子と関わる楽しさを学んでくると、小学校での新しい人間関係づくりがスムーズになると思う。
●幼稚園でできるようになった能力を、小学校の担任が十分に把握していないまま指導を始めている。もっと幼稚園の先生方の取り組み、ご尽力を学校の先生が理解して、進学する子どもを迎えなくてはならない。
●参観は幼稚園の保育の様子がわかって良い。夏休み実施はベスト。小学校でのそうじや給食当番などのために、生活の中でほうきを持って掃く、ぞうきんをしぼる、ご飯や味噌汁をよそうなど、指導できたらお願いしたい。
●年長の室内プールの活動を見て、小学校では禁じられていることや規則があり、なかなか自由な活動はできないが、園では子どもが挑戦することができるよう設備や環境が整えられていてすばらしいと思った。水に慣れ、身体能力が伸び、小学校の活動に結びついていると思う。
●幼稚園の保育と学校教育の違いは多くあるが、ルールを守ることが当たり前に受け入れられるという点は、小学校に入るころにはできているといいなと思う。また、特別支援教育に関わるお子さんについて、小学校では差がだんだん広がっていくので、幼稚園で当たり前に一緒に過ごすことは大切だと思う。ただ、保護者の方には通常学級と「全て一緒がいい」と思われないように、特別支援学級の良さもお伝えいただけるとありがたい。
今後について
1・2年生の担任、特別支援学級の担任、そして特別支援学校の先生方が大勢ご参加くださり、活発な意見交換ができるようになってきました。「子ども理解のうえで大変良い機会である」との意見をいただいていますので、次年度に繋げていきたいと考えています。